板金工場の求人を見て、「具体的に何をするのか分からない」と感じたことはないでしょうか。板金加工は複数の工程に分かれていて、工程ごとに仕事の中身も、求められる力もかなり違います。代表的な職種を見ていきます。
レーザー・タレパンオペレーター
金属の板を、図面の形に切り抜く工程です。プログラムを機械に読み込ませ、材料をセットして加工を進めます。板をどう並べれば無駄が少ないか(板取り)を考えるのもこの工程の腕の見せどころです。
機械が加工している間に次の材料を準備するなど、段取りの組み方で1日の生産量が変わります。パソコン操作に抵抗がない方、手順を考えて動くのが好きな方に向いています。
ベンダー(曲げ)
切り抜いた板を、決められた角度と寸法に曲げていく工程です。金型を選び、曲げる順番を決め、試し曲げで寸法を追い込みます。同じ図面でも曲げる順番を間違えると製品にならないため、頭を使う場面が多い工程です。
板金加工のなかでも技術の差が出やすく、経験を積むほど任される範囲が広がります。長く続けて技術を身につけたい方に向いています。
溶接
部品同士を溶かしてつなぐ工程です。TIG溶接、半自動溶接、スポット溶接などがあり、扱う材質や製品によって使い分けます。ステンレスの薄板をきれいに仕上げる、熱による歪みを抑えるといった部分に、そのまま経験が表れます。
資格を取りながら段階的に技術を伸ばせる職種で、身につけた技能はどの現場でも通用します。
組立・検査
加工した部品を組み付け、ネジやインサートを取り付け、寸法と外観を確認して梱包までを行う工程です。ノギスやスケールでの測定、図面の読み取りが日常的に必要になります。
製品が形になっていく最後の工程なので、完成した実感を得やすいのが特徴です。細かい部分に気づける方、丁寧な作業が苦にならない方に向いています。
設計・CAD/生産管理
図面を描く仕事、材料や納期を手配する仕事です。CADで展開図を作成したり、お客さまの要望を製造できる形に落とし込んだりします。現場の工程を理解していることが前提になるため、加工の経験を積んでから移る人も多い職種です。
未経験から始めるなら
多くの工場では、まず組立・検査やレーザーの補助といった工程から始まります。そこで図面の読み方と製品の流れを覚え、適性を見ながら曲げや溶接へ進んでいくのが一般的な流れです。
求人ページには、その会社がどの工程を持ち、どんな製品を作っているかが記載されています。「どの職種で入るか」と同じくらい「どんな製品を扱う会社か」も日々の仕事内容を左右します。マッチ工場ナビ リクルート版で、気になる求人の中身を比べてみてください。
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